以前から知りたかったことがありました。それはセロー250の部品の重量。
調べてもあまり出てこないのでこの際、自分で外して自分で量ってみることにしました!
部品ごとの重さを知りたいがためだけにバラして量り、そしてまた元に戻す・・・。最初に言っておきますが、かなり虚しい気持ちになれる。
みんなにこんな気持ちにはなってほしくない・・・。
そんな思いでバラし、量ってきました。たぶん。
冗談はここまでにしといて、全世界のセロー250乗りは軽量化の際の参考にしてくれれば嬉しいです。
目次
部品を外して量ってみるセロー250は2015年モデル

レースの時に外せる部品などの重さが知りたい。
それが僕がここ最近思っていたこと。だけど量るためだけにバラして元に戻すなんてやりたくない。これが正直な気持ちでした。
そうとなればまず最初はネットで検索!先人の知恵、経験を頼りに各部品の重さをチェック。ブログを読み漁る。
うん。これが思った以上に定番の部品か、交換した際の社外部品の重量を書いてあるものがほとんど。もちろん知りたかった部品の重さも分かったりもしました。
だけど自分の知りたかった部品の重さのすべてを知ることは出来ませんでした。そうなってくると自分で量るしかない訳。
さあ、知りたい人は読み進めていくのみです。
セロー250の部品を重さを量ってみた

色々な部品を取り外していきます。
現状で取り外されている部品は、タンデムステップ、スタンドセンサーなど。
これらも量ります。

セロー250から取り外せる部品を外して集めました。ウィンカーとテールは外してない状態です。

こちらのデジタルスケールで量ります。安物なのである程度の誤差はあると思いますが、大まかな部品の重さは分かると思います。

3kgまで量ることができることを確認。乗り切らないものはこのように計量カップの中に入れたり、工夫して量る方法でいきます。
セロー250のヘッドライトの重さは?

ライトは画像の通り、レンズなどすべてセットの状態で量ります。中にはH4のハロゲンが入ったままになっているのでバルブも込みで量ります。

載せれないので計量カップの上に。

セロー250のヘッドライトは842g。
ホルダーストッパーの重さ

この部品の正式名称はホルダーストッパーなの・・・?スタックバーでも通じると思う。こちらを量っていきます。

取り付けボルト込みで量ります。

セロー250のホルダーストッパーの重さは491g。
メーターの重さ

このメーター。新品で35100円もするからレースでは外したくなるナンバーワンの部品だと思う。

手で持った感じずっしり。

ずっしり感あったんだけど、予想よりは軽いかな??
410g。
ここでフロント周りの部品は以上。お次はエンジン、リア周りです。
タンデムステップの重さ

タンデムステップは両方まとめて量ります。取り付けボルト込み。

手に持った瞬間に一番重たいんじゃないかな?って思えるくらい重たい。

結果は今回外した部品で一番重かったです。
グラブバーの重さ

お次はグラブバー。取り付けボルト込み。

このグラブバー、バイクを倒してしまった時に起こしたり引きずったり便利。

重さは498g。
ヘルメットホルダーの重さ

ヘルメットホルダー。出かけた先で大活躍。

やっとまともにデジタルスケールとのバランスが良い部品。

重さは147g。大した重さではないと思うけど、このような部品を外していくことで軽量化になるんだと思った。
スタンドセンサーの重さ

お次はこちら。スタンドセンサー。

とても軽い。

97g。
チェーンカバーの重さ

チェーンカバーなのかチェーンガードなのか・・・呼び方は分かりませんが、量ります。

取り付けのボルト二本込み。
このチェーンカバーは540DCを履く際に当たっていた場所があるのでカットしている物です。
本来の物より少し軽くなっています。

178g。
AIキャンセルした時に外したやつの重さ

ホースとなんか。正式名称は不明ですが、AIキャンセルキットでキャンセルした時に外した部品です。
関連記事:セロー250のAIキャンセル!SPEEDTECHのAIカットとやり方

改めて持つと結構重たい。

411g。
予備で持っている純正ウィンカーの重さも量ってみた

82g。
フロントとリアで配線の長さ、ウィンカーの取り付ける部分の形状が違うため少しばかり誤差はあるけどおおよそ82~85g。

今回外した純正部品は以上になります。
セロー250で比較的簡単に取り外せる部品はこのくらいではないでしょうか?
お次は全ての部品の重量と総重量をまとめてみましょう。
各部品の重さと総重量と軽量化について
- ヘッドライト一式 842g
- ホルダーストッパー 491g
- メーター 410g
- タンデムステップ 872g
- グラブバー 498g
- ヘルメットホルダー 147g
- スタンドセンサー 97g
- チェーンカバー 178g
- AIキャンセルのやつ 411g
以上が今回外して量った部品。ウィンカーは省いています。
外した部品の総重量、3.946kgとなりました。
2015年式のセロー250は車両重量130kgとカタログに書かれていたので部品を外すことで約126kgになりました。
僕のセローにはハンドガード・アンダーガード・ビートストッパーがフロント1個・リア2個、前後ヘビーチューブです。
タイヤも最初に付いていたTW301・302から交換していて明らかに重たくなっている。
本来は約126kgにはなってはいないと思いますが、カタログ重量からの計算が分かりやすいので約126kgとします。
部品を外して庭の中で少し乗った時にすぐに実感できたのはフロント周りの軽量化。ハンドル周りの重たいものがなくなることでものすごく軽くハンドルが切れること。
軽量化が一番なんでも実感できますね。
セロー250の軽量化をもう少し考えてみる
ここからの話はノーマルの130kgのセローがどこまで軽くなるのか?をざっくり考えています。
外した純正部品の部分には社外の他の部品は付けないで計算します。
例えばライトを外したら本来なら社外ライト、もしくはゼッケンプレート、メーターを外したからサイクルコンピューターなど。これらが付けずに計算すると言うことです、
この方が単純に自分が計算しやすいから(笑)
それと実際に持っていない物、取り付けていない、量っていない物をカタログで公表されている重さで計算していくだけだから、正確ではないと思うのでこんなこと考えている人いるんだ~程度にお読みください。
まず最初に、純正部品を外した状態を切り良く126kgにしたとして。これ以上外せる部品はほとんどありません。
もしかしたらこれを外したら大幅に軽くなるよ!って部品があるのかもしれませんが、僕の知識ではこれが限界(涙)
そこで軽量化に一番効果があるであろう、マフラー交換でさらに軽量化を図ります。
自分の知っている限り、最も軽いマフラーはSP忠男のマフラー。もちろんカーボンとチタンのモデル。税抜き98000円。
高すぎるけど軽量化の計算だからこのマフラーで計算。
このマフラーの重さは1.1kg。純正マフラーが約4.7kgほどだったので3.6kgの軽量化。
ちなみにキャブのセロー250の純正マフラーは4kgと聞いたこともあります。軽いんですね!
話を元に戻してこの時点で122.4kgになりました。
さらにそこにフロントパイプを入れるとします。商品は力造のチタンパイプ。たぶん、一番軽いんじゃないかと思ってチョイス。
とはいっても100~200g程度の軽量化だと思いますが、この段階で122.2kg!
おっと。ここでセロー225と同じくらいの車重だ。セロー225に乗ると軽いなぁ~って感じる訳です。
ここまでくるとなかなか大幅な軽量化は出来ないなとお思いでしょう。まだ大幅に軽量化できる部分があります。
それはバッテリー交換です。DRCのタフスター リチウムバッテリー交換で約1.3kgの軽量化が可能(重さは多分1.3kgくらいということで)これにて120.9kg!
まだ軽量化しましょう。リアスプロケを忘れていませんか?純正は鉄。
アルミに交換することでさらなる軽量化。ちなみにどのくらい軽くなるのか分からないけど300gと言うことで話を進めていくと・・・。
120.6kg!
ここまで自分の知識では思いつくものがなくなってくると思いきや!数か月前に2号さんことだいちゃんのセローにジグラムローターを入れたのを思い出した。
たしか〇0gくらいと違うとか。ここはかなり適当に前後交換で100gとします。
120.5kg!ここまで来ると120kgを切りたい気持ちが出てくるわけです。
ここで禁断の技を。
レース前と仮定して2時間のレース。セローは燃費が良い!いつもより600cc少な目にガソリン入れませんか?
これで119.9kg達成!おめでとう!
以上、勝手な妄想と想像、アバウトな重量計算でセロー250を軽量化してみました。
純正部品の方は真剣に量っているので参考になると思います(笑)
では!
※ほかに量ったものを追加でここに書いていきます。
追加で量ってたもの

新車時に付いてくる車載工具。
重さは477g。普段林道にいく時にはほかの工具を持って行っているので車体からは下ろしてあるんですけど、載せたままの人は下ろすだけで結構な軽量化が可能。