少しの間悩んでいたのですが、セロー250のリアホールをチューブ化することにしました。
チューブ化するにあたって使用するタイヤはビーラバーをチョイス。
このタイヤは現在、セロー250のフロントにすでに履いている銘柄です。
値段も安いし性能的にも不満がなかったのでリアタイヤも同じタイヤにしました^^
セロー250は元々、リアがチューブレスなのでチューブにする際にビートストッパーを入れる時に加工が必要です。
今回は加工が必要だった部分を書いていきたいと思います。
目次
セロー250のリアホイールを外す

リアホイールはすでに外した状態。
リアホイールの外し型が分からない方は「セロー250のリンク周りのグリスアップ手順」を参考にしてください。
ホイールを外したらホイールからタイヤを外す準備をしていきます。

最初に空気を全部抜きます。

ムシを外す時はムシが飛んでいかないように気を付けてください。
空気圧で吹っ飛んでいきます。ここまででタイヤを外す用意は完了です。
ビートを落とす

空気を抜いたらタイヤを外すためにビートを落とさなくてはいけません。
チューブタイヤなら空気を抜けばビートは落ちますが、チューブレスタイヤは落ちません。
ビート落としを用意した方が外しやすいのでおすすめ。
ビート落としはこのようなものです。
チューブレスタイヤの時にしか基本的には使わないので誰かと一緒に購入すると良いかもしれませんね^^

そんな自分は持ってないのでレバーで落とします。
チューブレスタイヤもレバーのみで落とすことは出来ますが、結構大変なのでレバーだけでチャレンジするかはご自分の判断に任せます(笑)
ひたすらタイヤレバーで落として落として落とします。

無事落ちました。
片側だけ落ちても反対側はまだビートは落ちていません・・・
反対側も落としましょう。
車のタイヤの手組みの比べればバイクのタイヤは簡単って言い聞かせながら作業しています。
両面ともビートが落ちたらタイヤを取り外していきます。
リアホイールからタイヤを取り外していく

タイヤレバーを使って外していきます。
タイヤの中にレバーを入れても繰り上げるイメージで外していきます。
リアタイヤはチューブレスなのでチューブは入っていないので気楽に外していけます(笑)

どんどん外していきます。
タイヤの外し方が分からなかったら「セロー250にVRM-211。手組みとビードストッパー取り付け」を参考にしてください。

ホイールからタイヤを取り外せました。
ツーリストは柔らかいタイヤなので比較的簡単に外すことが出来ました。
チューブ化にするためにバルブを外す

チューブレスタイヤの場合はホイールにバルブがついています。
チューブにするとチューブの方にエアバルブが付いてるのでこのバルブは外さなくてはいけません。

このようにホイールについているので外していきます。

ニッパーでバッサリきりました。
これでバルブの取り外しは終了!
ビートストッパーを取り付けるために必要な加工

チューブ化に伴い、ビートストッパーを付ける人は加工が必要になります。
チューブレスのホイールなので、ビートストッパーを付ける穴はありません。
その穴を開けるためには削ったりなどの多少の加工が必要なので、今回やった手順を書いていきます^^
まず最初にビートストッパーを取り付ける部分を決めます。
フロントの時と同様にバルブの穴がある部分の対角線上で決めました。

ポンチとハンマーを用意。
ビートストッパーを取り付ける部分をドリルで穴を開けていく方法にしたので、ポンチでドリルがずれないようにしときます。

出来ました。
自分らしくなんか綺麗にポンチが打てていません。

小さいサイズから開けていきます。

そして僕はいつもすぐ折ります。

気を取り直して新しいドリルの刃でこのように開けました。
もう一つ大きなサイズにドリルの刃を変えて開けていきます。

穴と穴の間を貫通のマイナスとタガネで繋ぎました。

このように猛烈汚くつながるので後はプライヤーで掴むかして外します。

取れました。

このギザギザで汚いのはダサいのでここはヤスリで削っていきます。

このヤスリで整えます。
セローのホイールはアルミなので他の金属に比べたら削りやすいです。
もちろん時間はかかりますけど・・・。
ベルとサンダーが使いたくなります!!

このくらいで諦めました・・・。
気になるようなら車体に付けた後でシコシコします。

マスキングテープでビートストッパーを止める部分の穴の位置を決めました。

ポンチで印をつけます。

小さい穴から開けて行きます。

最終的な大きさは8mm。
このサイズが今回取り付けしたビートストッパーのサイズでした。
多分ほとんどのビートストッパーはこのサイズです。

ホイールに取り付けます。
元々がチューブレスタイヤのホイールなので、ニップルがホイールの中にないのでリムバンドは必要ありません。
ただし、付けておいて損はないそうです。
チューブについているナットの部分がバルブの穴を攻撃してしまって、アルミが傷つきチューブを気づ付けてしまうことが稀にあるそうです。
今回は実は付けようかな?って思ったんですが買い忘れ。
この判断はご自分で決めてください^^
ほとんどの人は付けていないと答えましたが、僕は今度は付けてみようかなと。

外れない程度に軽くナットを付けておいてビートストッパーを取り付けるための加工と取り付けは終了。
元々チューブレスのホイールをチューブを組んでビートストッパーを付ける際に自分でやると、ドリルなど持っていなければかなりの出費になります。
この先自分で色々なことをやってみたいなら良いのですが、特にするつもりがないのであればお店に出したほうが安上がりにつくかもしれません。
ホイールにタイヤを組み付けていく

今回取り付けるタイヤはビーラバー。
販売元の木下電機さんはいつも完ぺきな梱包(笑)素晴らしいです♪

チューブも同時に購入しました。

自分のやり方なので参考までに。
タイヤの方にチューブを入れ込みます。そして空気を軽く入れておきます。
こうすることでタイヤとホイールに噛んだり、チューブのねじれを予防します。たぶん。

ビートクリームを塗っていきます。
今後自分でタイヤの組み換えをするのなら大容量が断然お得。
ビートにしっかり塗ります。

タイヤを組む前に向きがないか確認してください。

自分はここで最初にチューブのバルブをホイールに軽く付けておきます。

そしたら手で組めるまではめます。
今回は片面だけはほとんど手だけで入りました。
肘を痛めているんですんなり入ってくれて助かります♪

片面が入った状態でビートストッパーをタイヤの間に入れておきます。

ビートストッパーを指で押し上げてタイヤレバーでタイヤをめくり、ビートストッパーに挟み込みます。
この画像だけで分かりにくかったら、フロントのタイヤ組み換えの画像も参考にしてみてください。

ビートストッパーが最後まで押し込めるなら問題ありません。
両手がさふがるためので写真は撮れませんでしたが、もう片方もはまりました。
反対側もビートストッパーを入れるようにして組んでください。
わからなければフロントタイヤの記事を参考にしてください^^

最後に一応確認。
チューブがタイヤに噛んでないか確認。
今回は10分で組めました。

最後に空気を入れてビートが綺麗に上がってエア漏れがなければ問題なし!
ビートストッパーも取り付けて完成。

最後に定番のDRCのエアバルブマッドガード。

エア漏れもないので取り付けです。

どうせならグリスアップしなおして組むと一石二鳥♪
エンデューロレースに出るためにビードストッパーを1つ追加
エンデューロレースに出るためにより低圧にするためにビードストッパーを1つ増やすことにしました。
2つになります。

レースに向けて新しくIRCのVE-33とVE-35を組むことにしたのでリアタイヤにはビードストッパーを1つ追加します。

1つ目のビードストッパーはバルブの対角線に付けましたが、今回はバルブから二列はなしたところです。
これはWR250Rの位置を参考にしてほとんど同じ位置にしてみました。
不具合もなく、走れています。
より低圧にすることができて0.4でも最後まで走ることができました。
まとめ
チューブレスをチューブ化するとチューブレスには戻れません。それを忘れてはいけません(笑)
作業内容ですが、チューブレスにチューブを組んでタイヤを組むだけなら加工はホイールからバルブを取り除くだけであまり必要ありませんが、ビートストッパーを取り付けるのであれば少し作業が難しくなります。
ドリルなども揃えていると工賃より工具代の方が高くなってしまった!!ってことにもなりかねないので、その辺りはよく考えてください。
もちろん自分でやることで色々なことを学ぶことも出来るので自分でやって見たい!って人はチャレンジしてみれば良いと思う。
だけどタイヤの取り付け作業のミスは命に係わることなので慎重に作業をしてください。
知り合いに経験者がいるのなら一緒にやるのが一番だと思います^^
自信がないならバイク屋さんに頼んで作業を見せてももらえるなら一度見てみるのが一番♪