余りの遅さにCRM50を先日ボアアップ(63cc)しました。
ボアアップしたことをきっかけにポンプ類を残して完璧な混合仕様して慣らし期間は走っていたんですが、オイルポンプ+100:1の混合でも問題ないと言うアドバイスをもらったこともあり一度試してみました。
だけどやっぱり怖いのでまた混合仕様に戻すことに。今回はオイルポンプごと外します。
目次
CRM50のオイルポンプを外す準備

軽量化とオイルポンプの駆動ロスが少しでも減れば良いなと思い全部外すことにしました。取り外す前にタンク、シートなどは全て外して置くと楽です。
タンクの外し方が分からない方は、以下の記事を参考にしてください。
オイルタンクのオイルを抜く

キャブの上にある半透明のタンクがオイルタンクです。この中のオイルを抜きます。

オイルポンプに刺さっているホースを引き抜いてオイルを抜きます。もったいないんでオイルの缶に戻しました。CRM50で林道走って見てとんどもなく高回転多用のしまくるのでオイルは何にしようか悩み中。
広島高潤のDirt-Pro1とか入れてみたい気もする。
キャブを外す

オイルを抜いたらお次はキャブを外します。たぶん、キャブを外さなくても作業はできるんだけど、今回僕は外したので書きます。
キャブの取り外し方ですが、サービスマニュアルが手元にない(昔持っていたから家のどこかにある気がする)ので正確な取り外し方ではないと思いますので参考程度に。
エアクリーナーボックスの上部にあるボルト2本を外します。このボルトを外すことでエアクリーナーボックスが後方へ2~4mm程度動くようになります。

キャブの上にあるのがアクセルワイヤーでこの部分を外します。

反時計回りで緩めて外れたらゆっくりと上に引き抜きます。シルバーの筒のようなものがスロットルバルブ、なん中にある長い爪楊枝のようなのがジェットニードル。傷つかないように避けておきます。

エアクリーナーボックスのホースとキャブが繋がっている部分のホースバンドを緩めておきます。全部取ってしまってもオッケー。個人的には。

フロートの中のガソリンを抜く工程を取り忘れていたので取り外した後の画像になりますが、このマイナスの部分を緩めると下部に付いているホースからフロート内のガソリンが抜けます。
もったいないので携行缶で受けました。

画像を戻して。キャブを取り付けているナットを外します。左右で2か所で止まっています。

エアクリーナーのホースの部分を後方に思いっきりズラしながらキャブを取り外す。エアクリーナーボックスのボルトを外したことで外しやすくなったのかはちょっと良くわからない。
サービスマニュアルは捨ててしまったのかもしれないけどこれからも探し続けるよ。
オイルポンプを取り外す

この部品がオイルポンプ。このポンプを取り外すので一番厄介なのがこのプラスのネジ。これが固くて取り外せなくて舐めさせてしまって結局頭を落とすことになること可能性あり。

しかもこのままではドライバーがネジまでアクセス不可能。

あのボルトを緩めるためにはこのカバーを外す必要があります。取り付けボルトは4ヶ所。全て取り外してください。オイルなど、漏れる物はありません。

カバーを取り外すとドライブスプロケットの上の部分辺りに穴があります。この穴はキャブのフロートにつながっているホースが通る穴なんですが、この穴を使えばオイルポンプを取り付けてあるプラスネジへアクセスできます。

サービスマニュアルが手元にないため、正確な手順なのかはわかりませんが、この方法が正解だと思う。すごく丁度良い場所に穴あるもん。
取り外すと時は必ずサイズの合ったプラスドライバーを使用してしっかりと押し付けて緩めてください。舐めたら最悪です。

自分のCRM50のオイルポンプは一度外しているため固着はなく、取り外せました。

オイルポンプに付いているワイヤーを止めているステーの部分のボルトを取り外してワイヤーも取り外します。

全て取り外したら真っすぐと引き抜くとオイルポンプが取り外すことができます。画像が取り外したオイルポンプです。

取り外した部分には穴が開いてしますので、この部分と取り付けてあったボルトの穴、3ヶ所をふさがなければいけません。
お次はオイルポンプを作動させているギアを取り外していきます。
オイルポンプの駆動ギアを取り外す

ドレンボルトあるのでそこから最初にクーラントを抜きます。

ミッションオイルをも抜きます。アンダーガードを取り付けているので分かりにくいですが外せばミッションオイルが出てきます。

ミッションオイルが綺麗ですね~200キロ前に変えたばかりだから。ちょっと、もったいない。

ミッションオイルを抜いている間にキックペダルを取り外し。ボルトを抜いて手前に引き抜くと外れます。

オイルも抜けたらラジエターホースを外してカバーのボルトを取り外してカバーを取り外していきます。取り外したボルトは長さが場所で違うので間違えないように並べておく。

カバーを取り外して左上にある白いギアがオイルポンプの駆動ギア。このギアを取り外します。なんか、ミニ四駆のギア思い出す。

取り外すとすっきり!
オイルポンプを外したことで出来た穴を塞ぐ

オイルポンプを外すことで出来た穴はキタコから販売されているシールプラグKITで塞ぐことにしました。

塞ぐにあたり、手元に液体ガスケットがあったので念のために使いました。

先ほどのキタコのシールプラグKITのオイルポンプ用の方を穴の当てて、サイズの合うソケットを当ててプラハンで真っすぐ入れ込んでいきます。ツラになるまで入れ込みました。

キタコのシールプラグKITは叩き込むためなのか、真ん中部分に強度があり、入れやすかった。イス用のキャップゴムを使わなくて正解だったかもしれない。

オイルポンプを止めていたボルト(プラスじゃないやつ)を使って穴を塞ぎます。ここにも念のため液体ガスケットを使いました。これで穴の処理は終了。

ここまで来たらカバーを付けるんですが、キックのギアが外れてしまって向きが分からなくなってしまう。

この位置に印があり(丸い印)

あの印とこのぐるぐるのバネがキットのシャフトに刺さっている部分を合わせて組み付けます。ちょっと言葉では難しいし、画像でも分かりにくいかもしれない。
この部分は追加で動画にしておけばよかったと後悔。

分かりにくいけど画像のように付けて、最後にプライヤーなどで掴んでバネの先端を引っかける場所にひっかけたら完成。ワッシャーなど取り付け忘れのないように。

ガスケットは綺麗に取り除いて新品を使います。650円。安いね・・・。

ウォーターポンプのリングも落として組み忘れたってことにないように確認。

この部分にはカラーが入っているのでここも確認。

取り外した手順の逆の順番で組み付けて行きます。ミッションオイルを入れて多い分はブレーキペダル近くのボルトを開けて抜くます。
今度、ミッションオイル交換のブログも書きます。今回は画像がありません。。。
オイルタンクなど取り外しなどなど

オイルポンプをアッシーで外したので不必要なものは全て外していきます。オイルタンクはボルト2本で止まっています。そのうち一本はアース線をとめてあるので外した後にアースを落とし忘れないように。

フロートスイッチのカプラーはフレーム横の配線にあるので切ったりせず引き抜きます。元に戻すとき、少しでも楽に戻せた方が良い!!

ホースも取り外します。

ホースを取り外すと穴が開いたままにあるのでシリコンキャップで塞いでおきます。

後方の部分も塞ぎます。丁度手持ちにこのサイズがあってよかった。

この部分にあうシリコンキャップを持っていませんでした。このままだと走れません。

シリコンキャップを買うまでの間、この部分に刺さっていたホースを切って液体ガスケットを塗ったビスをねじ込み塞ぐことにしました。

抜けなように結束バンドで思いっきり締めました。あとはキャブを元にもどしてクーラントを入れてエア抜きをして完成。
CRM50/80混合仕様まとめ
穴を塞ぐだけでも作業工程が多くて3時間かかってしまいましたが、無事出来ました。ボアアップした時より疲れました(笑)
CRM50で実際にオフを走って見るとずっと高回転、半クラ多用。下手な自分が乗るとなおさら。混合仕様にすることでガソリン入れるたびに混合すると言った手間はありますが、こんなにぶん回すと焼き付きなどの心配があり、その心配が少しでも減ると思うと気持ちが少し楽です。
もちろん混合にしたからって壊れない訳ではありませんから、ちゃんとしたキャブのセッティング、2ストオイル、混合比など考えていこうと思います。
CRM50でも出れるキツイのぼりのない初心者向けのエンデューロないかなぁ(笑)トランポなしの自走なので近場で。